こんにちは!
整体広島眞田流の院長眞田時成です。
西洋医療と代替医療・伝統医療と療術の研究をずっと続けていて
現代において最も有効な施術を組合わせ
病院では治らないお困りの症状改善に取り組んでおります。
腱引き師であり頭部ケア専門士であり直傳靈氣師範でもあります。
専門分野は関節と神経ルートになりますので肩の痛み治療 首の痛み治療 腰痛治療 膝の痛み治療と偏頭痛や不眠症の治療が得意な専門分野です。
様々な療術の総合系として眞田流整体として纏めています。
今回は産後鬱と診断が出ていて不眠症でお困りだったお客様の改善例から不眠症のメカニズムや産後鬱について考えてみたいと思います。
数週間前に「どこに行っても治らない腰痛」でお困りだったお客様A様が僕のところにご来院されました。
そして3回目の施術後には随分と腰の痛みも楽になりました。
そして、それを知ったA様のお嬢様が「どこに行っても治らなかった母の腰痛が治ったなら・・」「どこに行っても良くならない自分の不眠症」も診てもらえるのだろうか?とお母様に相談されお試し施術にご来院頂くこととなりました。
辛い不眠症
まずはご来院頂いた際にご記入頂いた問診票はこのような感じでした。
体全体が重くて だるい状態が続いていて、なかなか寝付けず、寝てもすぐに目が覚めてしまう毎日との事で張り詰めたような表情と少し青ざめた様なお顔色でした。
とにかくなんとかしたいのは「不眠」。産後で赤ちゃんの面倒も見なければならないのに寝れない毎日では心も身体ももちません。本当にお辛い状態だと思います。
不眠症などの状態は
産後に不眠になり浅い眠りが1年近く続いている。最近特に寝付けなくなったが薬を飲むとなんとか眠れるがすぐに目が覚めたり眠りが浅い状態が続いて身体が重くてだるいそうです。
また仙腸関節がずれて、産後は腰の痛みが続いているとも仰っていまいした。
そんな状態で腰の痛みも気になるけど、とにかく不眠をなんとかしたい!とのご来院でした。
問診票の治療履歴を見てみると
腰痛に関しては整形外科や整骨院、整体院などに行ったりAKA博田法も試したりして、かなり良くはなったがまだ痛みがあるそうです。
不眠症と鬱の処方
不眠症にはゾルビデムと抗うつ剤のミルタザピンの両方が処方されて、なんとか眠れる状態ですが薬の作用で神経や脳の働きを阻害して強制的に身体の動きを止めて眠れるようにしているので、身体の状態を考えて根本原因を解消しないとずっと薬を飲み続けることになり副作用がさらに心配になります。
薬の効果や副作用はページの最後にまとめます。
神経が逆立つと身体は硬直する身体のメカニズム
例えば、心配事や辛い状態、身体にとって負荷の大きい状態や過酷な環境や状態では神経が過敏になったり、逆立ったりしていると「危険から身を守る為の過緊張状態」と脳は判断して身体に危険から護るために臨戦態勢・防御態勢の指示を出します。
臨戦態勢の状態では危険や攻撃から防御するために身体には常に力が入った状態、筋肉は硬直状態を維持することになります。危険を察知するために神経も研ぎ澄まされた状態を保とうとします。
そして、もう大丈夫!と脳が判断するまで過緊張状態や身体の硬直は解けません。
危機に直面した臨戦態勢の状態で身体が固くなり神経も過敏な状態で心穏やかにスヤスヤ眠れる筈はありません。
例えば首周りが硬直していると、血流や脳脊髄液の循環が阻害され、呼吸もしずらい状態になります。
つまりその状態は首を締められているのと同じ状態です。
首を締められている状態でスヤスヤと快眠できるわけは無く、不眠の要因の1つとなります。
こんな感じで首周りだけでなく、頭が締め付けられた状態や、鎖骨周りや胸周辺、お腹が硬直していては安心してゆっくり眠れないし、免疫力の低下の要因にもなります。
さらに背骨の際の細かな筋肉が硬直すると神経根を刺激して交感神経や副交感神経などにも影響が出てきて不眠になったり、動悸や息切れ、汗や体温の異常などもでる場合があります。
不眠症・産後鬱のメカニズム
今回の場合は出産時に帝王切開で出血が止まらず1500mlもの出血(通常分娩の約3倍)をしたことや、大量に失血したことで出産後に体調を崩したこともあって身体は危険にさらされている状態になり、身体を護るために過緊張状態になった。と考えられます。
そして毎日眠れず、体力や気力も低下してしまい身体も重く動かしにくくなって来てしまいますが
今度は「育児をしなければ!」という思いの責任感との戦いが始まります。
心療内科では育児疲れににより産後鬱と言われてしまい、鬱の薬が処方がされますが
「身体が辛い」「でも頑張らねば!」という心の叫びと
「育児をしなければ」「でも身体が辛い」という心の叫びが
自分自身を攻撃している状態=ストレスとジレンマになってしまい
ここでも心と身体を護るために過緊張状態を生み出します。
これが僕の今までの経験から考える不眠症や産後鬱のメカニズムです。
この考えを元に筋肉の硬直を解いて心と身体のバランスを調えていくと徐々に改善に向かっていきます。
不眠症や産後鬱の治し方
今回も首から頭部の硬直の開放と身体のバランスの調整をメインに施術をさせて頂きました。
まずは首周りの硬直から解いていきましたが、本当にガチガチで・・・これでは眠れるはずもありません。。。
初回施術
まずはこの後頭部から首の部分を施術。

次に首から背中の部分。
そして交感神経や副交感神経にも影響を与えるこの部分。
ここまでと側頭部の施術までで初回は時間いっぱいいっぱい・・・
本当に首がしまってしまっているような状況でした。
施術後は顔色も少しピンクかかって目も穏やかな感じになっていました。
そして5日後に再度ご来院頂いた際の問診票にはこのように書かれていました。
頭のしめつけが良くなった
施術後から昨日までは不眠が続いていたが昨日は久しぶりに眠ることができた。
とのことでした。
これは硬直が解ける方向に進みながら身体が徐々に慣れてきている状態です。
しかし、この状態で何かきっかけがあるとすぐに硬直してしまうので安心はできません。
2回目の施術
今回は前回の首周りと側頭部の施術に加えて顎からデコルテの部分をしっかりと施術させて頂きました。
最後に腸の調整と血液交換法を行って身体全体の調整をしました。
そして3回目の施術でご来院の際の問診票には
不眠がかなり良くなった
自律神経が高ぶると寝付きが悪くなる
と書かれていました。
眠れる日が増えたのですが、まだまだ安心はできません。自律神経が高ぶると寝付きが悪くなると書かれているようにまだ不安定な状態なので、何かキッカケがあればすぐに身体は硬直してしまいます。
ここから先は安定するまで定期的に身体全体の硬直を解きながら調整を行っていきます。大量の輸血履歴もあるので血液交換法も毎回行うようにしていき不眠症が無くなって産後鬱からも脱出出来るようにお手伝いさせて頂きます。
整体眞田流では
もともとの健康な状態から様々な原因や要因があって身体には徐々に疲労や負担が蓄積していきます。
そして、身体が積み重なった疲労や負担に耐えきれなくなると「痛みや痺れ、不眠や偏頭痛など」様々な症状が現れます。
長い時間をかけて蓄積した身体の負担はすぐには完全に消えませんし、急いで身体を無理やり変化させるのも身体に負担が大きく別の症状が現れたり、治りにくくなったりします。「少しでも早く!元気に健康に!」と僕も想いは同じですが、安全で確実な方法を取るべきと考えていますので、お身体の状態を診ながら無理のない範囲で最適な施術をさせて頂きます。
不眠症やウツ症状の施術ポイント
今までの経験から不眠になったりウツになったりする方々には共通した部分に身体の硬直があります。勿論、不眠症やウツ症状には他に原因がありますが、まずは身体を開放し神経を鎮めることが第一歩です。薬だけに頼らず、身体をしっかりメンテナンスをしてあげましょう!徐々にですが必ず症状は変化していきます。
眠りの浅い方や、なかなか寝付けない方は、これらの筋肉図の青く反転した部分が張っていたり、ゴリゴリしていたりしたら要注意です。入浴やストレッチをしっかりと行うか早めにしっかりとした技術のあるところで身体のメンテナンスをしましょう!
頭部ケア専門士なら必ず行う施術ポイントですが首から上はこの部分です。
力を入れてゴリゴリしてはいけません。丁寧に優しくが基本です。
それからラウロミボディケアの技術でも行う腹筋関連から大腿部。
ここは腰痛や膝痛とも関係が深い部分。
背面はここ。これらも腰痛とも関連が深い部分ですが、腹部と関連して胸や首にも影響を与えています。
強い施術・痛い施術は硬直を呼び戻すので原則NG。
優しく丁寧にです^^
不眠症・産後鬱の薬の効果と副作用。
服用しているゾルピデムですがこんな作用と副作用があります。
マイスリー(ゾルピデム)の効果と副作用
<メリット>
- 即効性が期待できる
- 入眠障害に有効
- 翌朝の眠気やふらつきが少ない
- 依存性が少ない
- ジェネリックが発売されている(薬価がリーズナブル)
<デメリット>
- 作用時間が短い(中途覚醒や早朝覚醒に効果が乏しいことがある)
- 健忘の副作用に注意が必要
- 統合失調症や双極性障害(躁うつ病)で処方することができない
となっています。こちらから引用
依存性が少なく、翌日に残りにくいようなので患者さんの事を気遣ってこれを処方するドクターは多いのではないでしょうか?
一方でこのような資料もあります。
副作用に脱力感、いらいら感、頭痛、吐き気、嘔吐、不眠、幻覚・・
不眠症の解消の為の薬の副作用が不眠って!?と思いますが、以前に書いたブログで肺腺癌の患者さんに処方された肺線維症の薬の副作用が肺腺癌・・というように薬の世界ではよくあることのようです。
産後鬱とも診断がでて抗うつ薬のミルタザピンも処方されています。
ミルタザピンは深い睡眠(ノンレム睡眠のステージ3および4)を増やすことで睡眠の質を改善します。また、食欲を上げる作用も持ち合わせており、総じて、不眠や食欲低下を伴ううつ病では有効な選択肢となります。
不眠症と鬱の両方に効果が期待できるお薬のようですね。
ブログをお読みになった方で
もし似たような症状や
なかなか治らないでお困りの痛みや痺れのある方
病院では原因不明とされてしまった方
歳だから仕方ないとドクターに見放された方
リハビリなどを続けて痛みが強くなってしまった方
手術をするか迷っている方
手術をしたけど症状が変わらない方など
治らないのは
直し方や
直す場所が違うから
治らないのです。
できるだけお早く神経ルートと関節の専門技術を持った
整体眞田流の「お試し施術」で
あなたの症状にも効果があるかをご確認ください。
現在、予約枠の残りが少なくご迷惑をおかけしております。
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