昨日・一昨日は山口県からヘルニアの方がご来院下さいました。
そして今回は福山からわざわざお越し下さった腰の痛みと脚の痺れでお困りのお客様。
病院ではやはり「ヘルニア」と診断されています。
(僕のところでは腰痛は症状であって、病気ではないので患者ではなくお客様として施術をさせて頂いております。)
原因不明の痛みの元を見つけるためにまずは
ご来院の際のアンケートを細かく記入して頂き、お話をお伺いしました。
そして、こんな感じで回答頂きました。
現在の状況やお困りの事など。
〇〇医療センターにてMRI等診断 NO,1 ~6 ヘルニアと診断
特にNo,2.3.5.6
膝から下部に力が入らず つま先立ちも出来ず 歩行が困難
太もも裏側のしびれ
MRIでの検査の結果では椎間板に異常があったそうです。
膝から下に力が入らないので、歩くのも一苦労のご様子でした。
今までの症状の経過をお伺いすると
腰痛 数年前〜 今年3月頃より歩行に支障が出てきた。
腰痛は放っておくと、コリやハリ、ヨジレが生まれ、どんどん広がっていきます。
数年前からの腰痛を根本的に直していなかったのは
やはり今回の原因の1つと考えていいと思います。
3月下旬にゴルフで良く歩いた。
これは、もしかしたら引き金的に症状を加速させた要因かもしれませんが
直接的な原因ではないと思います。
何れにせよ身体の要と書いて腰。
痛みを放っておいて 良いわけがありません。
ヘルニア治療履歴
病院での診断後・施術の履歴はこんな感じだそうです。
病院・整骨院・整体院・マッサージ・氣功・・・
電気・整体
整体などは週に2回7月〜 合計24回
結果効果は全くなし。
これだけ、アチコチにいって整体にも24回も通われている状況から考えて日常生活も大変だし、何とか治したい!そんな風な状況とお察しします。
整体院は沢山ありますが・・
僕のところも整体院ですがただ単に押したり揉んだりする整体院やストレッチをメインにする整体や様々な機械を使うなど・・・整体院は様々です。
ちなみに僕のところは基本的には手技によって神経ルートと関節・筋肉や腱を調整する施術をメインにさせて頂いています。
原因不明の痛み
そして様々な治療法を試したり病院を変えたりしましたが治らず、最終的に『原因不明』とされてしまいました。
『原因不明の痛み』がある場合、最終的には精神科に通うようにすすめられた方も多くいらっしゃいます。。。
ヘルニアと診断されているお身体の状態を確認
痛みの出ている場所はここです。
椎間板の特にNo,2.3.5.6が問題と病院で指摘されたそうなので
腰椎の2・3・4・5と仙骨を触っても痛みはありません。
そして。。。腰椎や仙骨を
軽く叩いても痛くもありません。。
という事は今回は腰椎や椎間板・仙骨などにMRIでズレや飛び出しが確認されていてもそれが、痛みの原因ではないので原因不明なのではないでしょうか?
全ての方がそうであるわけではないのですが、このパターンの方は多いです・・・
ヘルニアとは
そもそもヘルニアの腰の痛みの原理を考えると
ヘルニアについて簡単に解説します。
まずは椎間板(軟骨)はこんな感じで青い部分です。
この椎間板(軟骨)の部分が、なんらかの理由で変形したり、潰れたり、飛び出したりして神経に触れるから腰が痛かったり足がシビレたりする。
それが椎間板ヘルニア。
飛び出した軟骨と痛みの関係
もし、上の図のように飛び出した軟骨が神経に触れてて腰が痛いのなら先程、僕がやっとように
軽く叩いたら激痛または強い痺れ感が出るのでは無いでしょうか?
ちなみに「ぎっくり腰」の場合は外れた腱が神経に直接触れるから激痛になるのです。
今回のお客様も腰椎の部分を軽く叩いても痛くないので腰椎ヘルニアの問題は痛みとの関連を考えない事にしました。
痺れの場所
そして痺れが出ている場所を確認すると、ここから足先まで。
ヘルニアや坐骨神経痛と言われている方に多い痺れの場所ですがMRIで見つかった椎間板の異常との関連で痺れがでている方は当院の場合は2%前後です。
実際にお身体の状態を診させて頂くと・・
腰の腱のズレは僅かでしたがあました。
しかしそれ以上に深刻なのは
背中の筋肉に強烈な硬直と足裏からクルブシ 足首 アキレス腱 フクラハギと・・・
足首から膝裏、太ももから股関節周りまでの筋肉や腱がガチガチに硬直して関節がヨジレていました。
そして
膝の裏側の筋肉や腱の配置が大きくズレていました。
膝裏の筋肉に問題がある場合、膝裏が盛り上がったようになり放置しておくと膝に水が溜まったりして膝痛にもなってしまいます。
歩行困難の原因は
足先から股関節周りまでの筋肉の硬直です。=この状態では歩くのは大変ですし
膝を支える膝裏の筋肉や腱が正常に働かないのと関節の軸がズレていて、そのまま動かすと筋断裂や捻挫、骨折などの危険性があると脳が判断して膝下に力が入らない状態にしているのです。
原因不明の腰の痛みの原因
お身体の状態を診させて頂くと、まずは足裏から足首の長母指屈筋が硬直してヨジレています。
そして長腓骨筋も硬直。
これらは、足首やフクラハギの硬直、そして膝裏のヨジレを生みます。
アキレス腱は全く動こうとしないくらい硬直していました。
こんな状態だと足首を曲げられないので、普通に歩くのは困難な状態です。
そして膝裏のこれらの筋肉や腱が硬直してめちゃくちゃな配置にズレていました。
ここにズレやヨジレがあると膝に痛みが出たり水が溜まったりします。正座も出来ない筈です。
痛みや痺れ・歩行困難の原因とメカニズム
1:足首が固く自由に動かないので歩く際に脚の付け根(鼠径部)で歩くような感じになってしまい徐々に鼠蹊部が硬直。
2:この鼠蹊部の硬直により腰が前に引っ張られて腰痛が発生。
3:太腿裏の硬直が神経を圧迫しているから脚の痺れが発生
4:膝下に力が入らないのは膝裏から足首付近までの筋肉や腱などの硬直と関節のヨジレが原因。
お身体の状態から考えると、そんな風なメカニズムだと考えられます。
治療方法
一般的な病院では痛み止めや湿布、温熱療法やリハビリマッサージなど、それでも治らなければ手術になるのですが、整体眞田流では筋肉の硬直や関節のヨジレを戻す施術をメインにさせて頂きました。
まずは足裏、そしてクルブシ周りと足首。
そしてフクラハギと膝裏。
次ぐに太腿から腰を最後に緩めてから関節の調整をしました。
(ここの重要な部分の施術は追って動画をアップします。)
施術後の変化
施術後に腰の痛みはかなり減りました。
そして今までの痺れは無くなりましたが、違う部分に少し痺れが出ました。
これは、今まで硬直してズレや捩れが生まれ間違った場所にあった筋肉や腱の配置が本来の正しい場所に戻ったので痺れが消えたのですが、正常な位置に筋肉や関節が戻っても《今までと違う》状態になったので痺れが出ていますが、少し歩いたりして身体全体のバランスが調うと痺れは徐々に消えていきます。
施術後の歩行確認をしましたが何カ月も普通に歩いて いなかったので最初はつまづきそうな感じで不安定でしたが数分後には徐々に膝も上がるようになり上手く歩けるようにりました。
しかし、まだ完全ではありません。
一回の施術で何カ月も前の健康な状態に戻れる事は理想ですが、そんな事はありえません。
数回の施術とある程度の時間が必要です。
施術後の大切なこと
こんな感じで初回の施術は終了しました。
次回は1週間後に来て頂いて正常な位置に戻した筋肉や腱硬直や関節の位置が筋肉のクセや日常生活の習慣・お仕事などで再び硬直したりズレたりするのをもう一度施術によって正しい状態に戻します。
そして歩行や日常生活で、どんな動作の際に痛みが出たり困ったりするのか?
そんな部分を診させて頂きながら痛みが再発しないように施術を進めさせて頂きます。
僕の場合はお身体の状態に最適なペースで安全 確実に施術を考えて進めさせて頂きます。
ヘルニアは誤診
やはり本にもなっている『ヘルニアの9割は誤診』なのか!?
そう思う方が多いのも納得できます。
動画で解説
ヘルニアで歩行困難 腰痛 足の痺れの原因と改善方法解説 腰の痛みを取る足の施術公開
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歳だから仕方ないとドクターに見放された方
リハビリなどを続けて痛みが強くなってしまった方
手術をするか迷っている方
手術をしたけど症状が変わらない方など
治らないのは
直し方や
直す場所が違うから
治らないのです。
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